ゼロボード case study

ソフトウェア

契約・請求管理を一元化し、複数の契約形態に柔軟に対応できる課金基盤を構築

企業の内部統制を支援する仕組みを整える

会社案内

株式会社ゼロボード(以下、ゼロボード)は、企業のサステナビリティ経営を支援する各種SaaSソリューションを提供しており、特に、サプライチェーン全体のCO₂排出量の可視化や、国際的な環境規制への対応が求められる企業からの需要が高い。

企業の脱炭素化への関心が高まる中、取引先を含めた排出量データの収集と適切な報告が重要になっている。ゼロボードは、これらのデータを一元管理し、企業が環境負荷の低減に向けた意思決定を迅速に行うためのサービスをSaaS形式で提供している。

01 

課題

事業の急成長に伴い、契約管理や請求業務の負担が増大した。エンタープライズ向けのカスタマイズ契約と、中小企業向けのSaaSプランを並行して提供する中で、契約形態の多様化が進み、手作業による請求処理が煩雑になっていた。

また、サステナビリティ経営の推進とともに、企業のガバナンス強化への対応も求められるようになった。SOC監査の取得を進める中で、契約・請求管理の透明性と正確性を確保する必要があり、SOC認証取得済みの契約・請求管理サービスを探していた。

02

ソリューション

Zuoraの導入により、契約・請求管理を一元化し、複数の契約形態に柔軟に対応できる課金基盤を構築した。手作業で行っていた契約更新や請求処理を自動化し、業務効率を向上させた。

また、Salesforceとの連携により、契約情報や請求データをリアルタイムで管理できる仕組みを整備。これにより、契約内容の変更や従量課金の適用、新プランの追加を迅速に実施できる環境が構築された。

さらに、SOC監査に対応するためのデータ管理基盤を強化し、企業の内部統制を支援する仕組みを整えた。

03 

導入効果

Zuoraの導入により、業務効率の向上と管理体制の強化が実現された。

・業務効率化:契約・請求管理の自動化により、手作業による処理が削減され、リソースの最適化が可能になった。
・柔軟なプラン変更:従量課金や新プランの追加をスムーズに実施できるようになり、市場の変化に迅速に対応できる環境が整った。
・データの一元管理:Salesforceとの連携を通じて、契約情報・請求データをリアルタイムで可視化し、経営判断の迅速化を実現した。
・内部統制の強化:SOC監査への対応を見据え、監査要件を満たすデータ管理が標準化され、リスク管理が強化された。

契約・請求管理の負担軽減により、事業のさらなる拡大に向けた基盤が整い、サステナビリティ経営の推進と企業の成長を支える体制が強化された。

2 人の人物が、Zeroboard のロゴが入った壁の横にあるオフィスの屋内に立っています。壁に沿って植物が植えられており、クラウドベースのソリューションとサブスクリプション モデルに囲まれた最新の SaaS の雰囲気が強調されています。.

 

「多様なビジネスモデルや契約形態を管理することがかなり煩雑になっているのが課題です。営業プロセスについても、インバウンドで直接契約に至るお客様もいれば、パートナー経由のお客様もいます。複雑な契約形態に耐えうるということでZuoraを選びました。」

株式会社ゼロボード
代表取締役
渡慶次 道隆 氏

サステナビリティ経営の推進とデータ活用の課題

企業のサステナビリティ経営を支援する株式会社ゼロボード。同社の代表取締役 渡慶次 道隆氏は、サステナビリティ経営の重要性について次のように語る。

「私たちのミッションは『サステナビリティ経営で社会の可能性をひらく』ことです。脱炭素をはじめとするサステナビリティ推進の流れが世界的に強まり、企業には、成長戦略としてサステナビリティ経営に取り組むことが求められるようになっています。しかし、それを推進するためのデータ収集や、投資家とのコミュニケーションのための開示は企業にとって大きな負担になっています。」
(渡慶次氏)

サステナビリティに関する情報開示は、日本国内でも規制が強化され、プライム市場上場企業を中心に義務化が進んでいる。これに伴い、グループ全体やサプライチェーン全体でのデータ収集が求められるようになり、企業の負担はさらに増している。

「現状、サステナビリティ担当者はデータ収集に追われ、せっかく集めたデータを本来の経営戦略に活かす余裕がありません。そこで、我々はSaaSソリューションを通じてデータ収集の効率化を支援し、企業がサステナビリティを経営戦略に活かせるようサポートしています。」
(渡慶次氏)

ガラス張りのオフィスで、テーブルに座り手を組んで SaaS ソリューションについて話し合っている人がいます。正面にはイノベーションを象徴するラップトップが開かれており、背景にはサブスクリプション主導の次のセッションを待つ椅子が置かれています。.

 

ビジネスの成長と管理体制の課題 − Zuora導入の経緯

ゼロボードは2021年の創業以来、企業のサステナビリティ経営を支援するプラットフォームとして急成長してきた。その中で、契約管理や内部統制の課題が浮き彫りとなった。

「SaaSとコンサルティングを組み合わせたビジネスモデルを展開する中で、契約形態が多様化し、管理が複雑になっていました。特に、エンタープライズ企業向けの契約と、おもに地域金融機関による中小企業へのホワイトラベル販売契約との両方のビジネスモデルを展開しているため、契約管理の煩雑さが課題になっていました。」
(渡慶次氏)

また、企業の内部統制強化の流れを受け、ゼロボード自身も監査に耐えられる管理体制を構築する必要に迫られていた。

「お客様からも、内部統制の強化や監査対応についての要望が増えていました。特に米国市場ではSOC監査の取得が求められ、昨年はSOC1およびSOC2の取得に着手しました。その過程で、契約や請求の管理をより厳格にする必要がありました。」
(渡慶次氏)

このような背景から、ゼロボードはZuoraの導入を決定。複雑な契約管理や請求の最適化を実現するために、本格的なサブスクリプション管理の仕組みを導入した。

 

Zuora導入の効果 − 業務の効率化とデータ活用

Zuoraの導入により、契約管理・請求処理がシステム化され、業務効率が大幅に改善された。

「以前はExcelで契約情報や請求データを管理しており、データの整合性を保つのが非常に難しい状態でした。しかし、Zuoraを導入したことで、Salesforceとの連携も含めてデータの一元管理が可能になり、ミスの削減と工数の大幅な削減につながりました。」
(株式会社ゼロボード コーポレート本部 ファイナンス室 杉谷 佳紀 氏)

オフィスのテーブルに 2 人が座っています。1 人はノートパソコンを開いて SaaS ソリューションについて話し合っており、もう 1 人は注意深く聞いています。.

特に、定期的な契約更新業務において、手作業の負担が大きかった部分が大幅に改善された。

「以前は毎月数十件の契約更新見積書を手作業で作成していましたが、これを自動化できるようになりました。また、ARRの推移や契約データの集計も、ExcelではなくZuora上でリアルタイムに確認できるようになり、意思決定のスピードが向上しました。」
(杉谷氏)

 

Zuoraへの期待と今後の展望

今後、ゼロボードはさらなる業務効率化とビジネス拡大に向けて、Zuoraの活用を深めていく予定だ。

「今後、従量課金やWebでのオンライン申込機能の導入を検討しています。また、クレジットカード決済や銀行引き落としなど、新たな決済手段の追加も視野に入れています。Zuoraを活用することで、これらの新しいビジネスモデルにも柔軟に対応できると考えています。」
(杉谷氏)

また、ゼロボードではZuoraの活用を単なる契約管理ツールにとどめず、経営戦略の一環として活用することを目指している。

「Zuoraを通じて、適切なアップセル・クロスセルの機会を見極めたり、顧客ごとの最適なプライシング戦略を構築したりすることで、LTV(顧客生涯価値)の最大化を図っていきたいです。また、他のZuoraユーザーとのコミュニティを活用し、知見を共有することも重要だと考えています。」
(渡慶次氏)

サステナビリティ経営の推進と、企業の成長を支える契約管理基盤の強化。その両輪を支えるツールとして、ゼロボードはZuoraのさらなる活用を進めていく。

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